このページでは、筋肉の断裂障害である肉離れについて、その仕組みや自分でも取り組みたい治し方などを紹介します。
肉離れという怪我を簡潔に説明すると、筋肉が急激な伸縮動作を行った際、部分断裂や完全断裂を起こす障害といえます。肉離れは、まだ筋肉や骨格ができあがっていない子供には起こりにくく、より発達した筋肉を持つ高校生以上に症例が多いといわれていて、筋力のある人が激しい動作をするようなシーンでこそ、発症しやすい怪我ともいえるでしょう。
また、筋肉が柔軟なほど肉離れのリスクは低くなる傾向があります。その一方で、人間の身体の柔軟性は20歳を超えると少しずつ低下することもわかっているので、成人アスリートほど瞬間的な負荷が肉離れの原因となりやすい条件が揃っているともいえます。
肉離れを起こしやすい動作とは急激な筋収縮を伴うもの。その代表的なシーンを以下にピックアップしておきましょう。
いずれも瞬間的に大きな運動エネルギーを発揮する状況で、こうした負荷が限界を超えると筋肉の部分断裂や完全断裂となるわけです。
縫工筋と呼ばれる筋肉は、股関節の動きで重要となる筋肉です。この部分の筋肉は、体の中にある筋肉で一番長い筋肉と言われています。運動によって、痛めやすい箇所となっており肉離れを起こしやすくなっています。
肉離れは、アキレス腱断裂と症状が似ています。そのため、独断で肉離れと判断せず病院で受診することが大切です。
病院へ行くとなると、整形外科・接骨院・整骨院などどこへ行こうか悩む方もいると思います。基本的にはどこの病院でも受診することは可能なため受け入れてくれますが、肉離れを起こした際に適切な場所は、まずは整形外科に行きましょう。
整形外科であれば、様々な検査を行なってくれるため、骨の異常や、現在の足の状態をしっかり検査することができます。
足の痛みには様々なタイプがあります。ここでは、症状や痛みが起きた時の手当の方法を紹介します。
肉離れの症状は3段階に分類され、軽症・中程度・重症となり、完全断裂の場合に手術を行うケースもありますが、治療は基本的に保存療法となります。
応急処置はRICE療法(安静・冷却・圧迫・高拳)で、内出血が収まってきたら患部のアイシングを温熱療法に切り換えます。これは、初期的には患部を冷やすことで症状の拡大を抑えて、血行促進を図ることで回復を促すためです。医療機関で治療を受けている場合でも、併行して以下のようなセルフケアはしっかりやって早期回復を目指しましょう。
肉離れは完全に治るまで数ヶ月かかるケースも珍しくなく、競技への復帰を焦るあまり、治りきる前にトレーニングなどをしてしまうと、初期より症状を悪化させるリスクが高まります。部分断裂だったのに、無理をしたせいで完全断裂になってしまったというケースも少なくありません。
肉離れを早く治したいと思う方には、通常の治療と併用できるマッサージローションがおすすめです。マッサージローションを塗りながら軽くほぐしていくことにより、患部の腫れや痛みが引いていきます。
このサイトでも、実際に使用した方の体験レポートを紹介していますので、よかったら参考にしてみてください。